いよいよ最後の難関、ゴム通しです。多くの皆さんはここでとても苦労していると思いますが、これからお教えする方法は、ビニール紐を使って4本同時に通す方法です。
直接ゴムを通すのではなく、いったんビニール紐を4本通してからそれにゴム紐を結びつけて4本同時に引っ張ります。その方がゴムを直接スカートに通すよりも作業がはかどります。これまでゴム通しに苦労していた人はぜひ試してみて下さい。
用意するもの
次の3点を用意します。
梱包用ビニール紐
段ボールや雑誌などの荷造りの際に使うビニールの紐です。
1.5mを4本用意します。
これを使う理由は、滑りがいいからです。直接ゴムをスカートに通したいところですが、ゴムは滑りが悪く、布との摩擦によりゴム通しの中をスイスイとは進んでくれません。かえって時間がかかりたいへんな作業となってしまいまいす。最初に滑りの良いビニール紐を通しておいてからそれにゴムをつないで引っ張る作戦です。
割り箸
割っていない新しい割り箸を4本用意します。
ゴム紐
12コール、幅約1㎝の太さの平ゴムを用意します。
こちらは1.2~1.3mを4本用意します。
少々長い?と思ってしまいますが、長い方が作業しやすいです。全部通し終わったら最後に自分のサイズに合わせてカットします。
ビニール紐を通す
1本1.5mの長さのものを4本用意し、図のように割り箸の割れ目にビニール紐を挟みます。紐が割り箸からスルッと抜けてしまわないよう、しっかりと挟みます。
これを4つ作り、紐の終わりは4本結わえておきます。4本をゴム通し口に差し込みます。
4本同時にグイグイ押し込んで行きます。布を縮めては伸ばしを繰り返して、全部平均して同じ進み具合に揃えましょう。
ゴムを通す
全部通し終わったら割り箸を外し、用意した平ゴム4本をそれぞれビニール紐に結び付けます。
これもビニール紐とゴム紐を引っ張ってもほどけないようにしっかりと結んでおきます。ゴム通しの中でビニール紐とゴム紐が離ればなれになってしまっては元も子もありませんので要注意です。
※写真には写っていませんが、ゴム紐の先端(ビニール紐と結わえなかった方)は4本結んでおきます。ゴムが通り終わった時に抜けてしまわないようにするためです。
準備が整ったら4本のビニール紐の端をしっかり持って同時に少しずつ引っ張ります。結び目がどこにあるかを確認しながら同じテンションでゴム通しの中を通過させます。
全部ゴムを通し終わったら余分なゴムをカットして借り結びをします。ギャザーを平均に散らしながら、ご自分のサイズやお好みの緩さに調整し、ゴムがほどけないようしっかり結んだら出来上がり。余分なゴムは更にカットして。