「タップ」とは例えばカホロの折り返し点の4カウント目で片方の足のつま先を「チョン」と床に突く動作のことです。
ベーシック(カホロ等の基本ステップ)がハーラウにより大きく次の2種類に分かれます。
4ステップ(カホロの折り返し点でタップを入れる方法)
3ステップ(カホロの折り返し点でタップは入れずにカオで重心移動する方法
また、ハーラウによりカホロ等のステップでかかとを上げる方法と上げない方法の2種類に分かれます。
ここでは、カホロが4ステップでかかとを上げないベタ足(ヒールフラット)でのタップについて説明します。
タップの方法
4拍子の1小節分=「1、2、3、4」の「4」の時につま先を床に突きます。
このときに決してこのつま先に重みをかけたりしないようにします。床に突いたつま先が跳ね返るようにタップは瞬間的なものです。
タップの役割
- 4拍子のリズムをとるため。
- ステップのつなぎ目であり、次に出す足となる。
- 群舞で揃えて踊るための重要な動作。
タップは床に突くだけの簡単な動作ではありますが、踊りを途切れさせずになめらかに踊るための重要な役割を果しています。
タップと重心移動
フラの基本は「カオ」イコール「重心移動」。カオは両足ベタ付けのままでの重心移動です。
一方、他のベーシックは足を持ち上げての「ステップ」となるため、タップをすることでその足には重心は乗せず、もう片方の足に重心を乗せることになるため「カオ」と同じ動きになる。
上の2つの写真を見比べてお分かりのように、「カオ」の動きと「タップの瞬間」は重心の乗せ方が同じなので、腰の形も同じようになります。
正確なタップは完成度の高いフラにつながる
このようにタップした瞬間にカオと同じくらい片方の足に重心を乗せていますか?正確なタップは重心移動を途切れさせない役割があるので、前述のようになめらかなフラになり、より完成度の高いフラになります。