ほお紅
色選び
ほお紅の色もご自分の肌色に合う色を見つけましょう。ほお紅も何種類もの色が店頭に並んでいます。どれも微妙な違いでどれを選んでもさほど失敗はなさそうですが…。しかし、ほお紅は立体感と小顔効果を得るための重要な役割をするので、不自然な色は選びたくありません。例えば元々の肌の色が小麦色の人は薄いピンクをつけると白っぽく浮いてしまいます。それからやはりラメやバールが入っているものはライトや太陽光で反射しすぎてしまうのでステージ用としてはおすすめできません。
ご自分の肌色に合う色を見つける方法は、下の写真のように親指で他の指を押した時に指先に血液が集まって赤くなります。これがこの色に近いものを選ぶと良いでしょう。出来ればこれはお店で確認して選びたいところです。
小顔に見えるほお紅のつけ方
ブラシに取ったらもう片方の手の甲にはたいて、余分なパウダーを落としてから頬へつけましょう。ほお紅は時間が経つと皮膚から出てくる水分や油分と混ざるとワントーン濃くなりますのでつけすぎないよう注意します。
ほお紅は図のように、こめかみと耳の際からほおの中心へ向かってぼかします。耳の際を少しだけ濃いめにし、顔の内側は薄めになるようグラデーションをつけるようにします。そうすると顔全体に奥行きが生まれ、立体感と小顔効果が生まれます。
普段のメイクと違うところは、ほお紅をつける範囲が広いところです。正面を向いてほおの半分までほお紅をぼかし込みます。ステージに立ったときにとても明るく華やかな印象になります。
口紅
口紅の色はクムや先生から指定される場合が多いのでその場合は指示に従いましょう。紅筆やリップペンシルを使って輪郭をはっきり描くとより華やかになります。
プライマー(下地)で縦じわをカバー
口紅を塗ると気になるのが縦じわ。更に縦じわに口紅が入り込んで輪郭よりも外ににじみ出てしまう場合もあります。シワ=乾燥だと思い込んで油分の多いリップクリームや口紅を塗ってしまうと逆効果。油分の多いものはシワに入り込みやすいのでにじみは止められません。
シワが出来てしまう原因は乾燥や荒れ、年齢ですが、シワに入り込んでにじみ出す口紅をせき止めるのは口紅専用下地のリッププライマー。これを口紅を塗る前に塗るという一手間をかけるだけでお悩みを解消してくれます。
色はレッド系で落ちにくいものを
フラはドレスの色が派手なのでそれに負けないようなはっきりした色の方が衣装と顔のバランスがとれます。もちろん華やかさもアップします。先生やクムから色について特に指定がなければ、暗すぎずクセのないレッド系がおすすめです。一般的なレッド系ならどんな衣装でもほぼ違和感なくマッチします。
イベントでは出番まで待ち時間が長かったり、衣装に着替えることなどを考えると落ちにくい口紅をつけておくに越したことはありません。極端に油分が多いものは潤いは持続しますが色がとれるのが早いのでイベント向きではありません。マットなものの方が色持ちはしますが乾燥しやすい…。でも最近ではマットだけど潤いもあるものや、グロス入りで艶感があるのに長持ちするというような機能性に優れたものもあります。
カヒコ(古典フラ)の時のリップ
カヒコ(古典フラ)の場合は基本的にノーメイクです。しかし最近はアイメイクのみを施し、口紅だけつけないケースが多いです。その場合はベースメイクの時に唇についたファンデーションを化粧水を含ませたコットンで唇の輪郭に沿って丁寧に落としておくことを忘れずに。そうすることによって自分の唇の素の色が出てきます。唇にファンデーションがついていると顔全体がのっぺりしてしまい、不健康な印象になってしまうので要注意です。乾燥してしまう場合はリップクリームを塗っておきます。グロスは古典フラには合わないので注意しましょう。